見かけによらないといえば、usermod コマンドです。ubuntu12.10での強制断捨離 事件以来、快適な環境探し地獄に陥っておりますが、virturalbox をインストールした際も「usb を有効にするにはこれをしなさい」指示に従い、グループにユーザ追加を行いました。
昔育ちのですので、直接 /etc/group を触ろうかとも思いましたが、最近は etc 周りも色々複雑になっているので、コマンドを調べて追加しました。
# groupadd vboxusers # usermod -G vboxusers naoki
この時は、これで無事エラーも出なくなり事無きを得ました。しかし、後日 mint のアップデートマネージャから更新がある旨の連絡を受け、ダブルクリックしてパスワードを入力したあと全く反応がなくなりました。gui が壊れたのかと思い、コマンドラインから実行しようとすると sudo も叱られます。非常に焦りました。
$ sudo -s [sudo] password for naoki: naoki is not in the sudoers file. This incident will be reported. $
幸い su コマンドのパスワードは、インストールしたての場合、メインユーザと同じになっていたので root になることができました。sudo のコースしかなかったらと思うとゾッとします。しかし、インストール後は root と デフォルトユーザのパスワードが同じであることを知らなかった私も相変わらずです。インストール時にユーザと root のパスワードは別に入力するユーザインタフェースのが良いのでしょうが、個人で使う場合には簡単であることのほうが重要なのでしょう。
パッケージマネージャが起動できなかった原因ですが、例の usermod の実行前後で、以下のようなことが起こっていました。
# diff group group.bk 5c5 < adm:x:4: --- > adm:x:4:naoki 18c18 < cdrom:x:24: --- > cdrom:x:24:naoki 21c21 < sudo:x:27: --- > sudo:x:27:naoki 23c23 < dip:x:30: --- > dip:x:30:naoki 35c35 < plugdev:x:46: --- > plugdev:x:46:naoki 46c46 < lpadmin:x:107: --- > lpadmin:x:107:naoki 63c63 < sambashare:x:125: --- > sambashare:x:125:naoki 65d64 < vboxusers:x:1001:naoki
なんと、インストール時に設定されていた group 属性が全部初期化されて、指定したグループだけになっていました。ご存知な方には、当たり前の話なのだと思いますが、せめて更新時に警告でも出して頂けるとありがたいです。たしかに、add とかいう名前のコマンドではないので追加するだけと思い込むのが悪いのですが、影響が大き過ぎますよね?
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